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おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第15回みかた残酷マラソン


第15回 みかた残酷マラソン全国大会

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 <日時> 平成19年6月10日(日) ボンヤリ晴れたり曇ったり、酷暑でなし

 <結果> ゴールタイム 2時間6分52秒 
 
 <5キロ毎のラップ>  S-5  5-10  10-15 15-20 20-24 
               23.48  30.26  28.34  27.38  18.30

 4月のレースからほぼ2ヶ月ぶりのレースの日がやってきた。

 本大会は、3年前まで、同じ24kmではあるが、標高700mを、前半ひたすらのぼり、後半はひたすら駆け下りるコースで、その名のとおり残酷なマラソンであった。
 それが一昨年からコースを一新、標高差は410mになったが、上ったり下りたりのうねりがきつく、それまで同様の残酷の名に恥じない過酷なコースである。
 開催時期も6月であることから、蒸し暑いことが多く、行く度にきついのを思い知らされる大会である。
 昨年はとてもしんどくて、2時間20分以上かかった。
 今年は今までそこそこ走りこんでいることだし、何とかこのタイムは縮めたい。

 前日は非常に不安定な天候で、雷雨であった。天気予報では当日も不安定は続くということであったので、雷だけは鳴らないでほしいと願いつつ、朝を迎えた。
 早朝は曇っていてさほど暑くない、風もあまりない、このまま安定していてほしい。

 会場まで車で3時間の予定で、5時に家を出た。

◎スタートまで

 例年、会場近くの国道沿いの喫茶店でモーニングするのだが、今年は閉まっている。
 会場までの間に、店が見つからず、モーニングしないまま会場に着いた。

 更衣の前に腹ごしらえ。こういうこともあるかもしれないので、一応パンとおにぎりは持って来ている。これを朝食とする。スタートまで1時間ぐらいだったので、ここでヴァームも飲んでおく。

 空は曇っていてそんなに暑くないようだが、半袖のシャツにランパンを着用することにした。帽子も着用。
 出ている皮膚にくまなく日焼け止めを塗る。ディクトンを塗って、愛用の5本指ソックスをはくのもいつもの通り。

 レースの装束で外に出て、トイレを済ませて、ストレッチ。アップはほんの10分くらいだけ。

 スタート前15分から、開会式がある。

 いつもこの大会にゲストで来ている、高石ともやさんが中心だ。
 一般参加で、吉本の太平サブローさんが参加されているという紹介があった。今月24日にサロマのウルトラを走るらしい。ウルトラ前に残酷で足慣らし・・・私と同じことを考えての参加と見える。

 スタートラインの10mぐらい手前に並んだ。
 ふと何気なく前を見ると、なんだか見覚えのあるような方が・・・お声をかけてみるとおご_けんさんだった。団体戦にもエントリーされているらしい、お肉ゲットに向かってお互い頑張って走りましょうと健闘を誓い合った。


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スタート風景 (私は写っておりません)


★スタート~5km 23.48

 スタートロス5秒くらい。スタート直後は、意外に混雑して走りにくい状態がしばらく続いた。
 スタートしてしばらくはダラダラ下り、橋を渡ってからは少々上り。
 これからきつい上りが待っているので、貯金は多いほうがいい。できるだけの速度で走る。
 沿道には、ほとんどの町民に皆さんが出てくれていると思うほど、たくさんの応援があってとてもありがたい。
 給水はほとんど2km以内に設置されていて(全コースで13ヶ所)、給水は安心だ。夏だし、ハーフのような速度ではないので、真水の給水も気にならない。スポンジ、オレンジ、塩も置いてある。
 スタートすぐの頃は、おご_けんさんの背中が見えていたのだが、しばらく走っているうちにわからなくなってしまった。

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★5~10km 30.26

 5kmを過ぎて、右折、温泉施設「おじろん」の前を通るあたりから、上り坂がきつくなってくる。
 きつい坂の途中で、高石ともやさんとそのお仲間たちが、生演奏の歌で激励してくれる。
 ♪もう一歩♪もう一歩♪歌声を聞きながら、一歩一歩上って行く。
 残酷名物、冷水シャワーもある。
 ここのきつい坂で、もう少しで歩くところでまでスピードが落ちたが、何とか走りを維持した。

★10km~15km 28.34

 10km手前から、このコースの最高点「吉滝キャンプ場」に向かう坂が、これまたきつい。あと少しのところで我慢できず、10歩ほど歩いてしまう。それでも速足ウォーキングをしようと頑張ったつもりだ。誰にも抜かれなかったので、走りも歩きもさほどスピードは変らなかったらしい。
 上りきったら今度は下り。
 吉滝キャンプ場から駆け下りてくるホンの少しの間だけ、ランナー同士の相互交通の部分がある。そこですれ違ったのは20人ほどだと思うが、その中に太平サブローさんの姿を発見した。サングラスに隠れて表情はよくわからなかったが、上りを苦しそうに喘いでいるように見えた。
 15kmまではほとんど下り。きつい上りを頑張った脚はかなり疲れているが、何とかブレーキをかけないように、駆け下っていく。

★15km~20km 27.38

 下りきったところから、また上りが始まる。今度は未舗装の段差のあるジャリ道。山道とまではいかないが、疲れて上がらない脚にとっては、少しの段差はツマヅキのもとだ。コケないように注意しつつ、と言うより、きつい上りでほとんど歩くに近いスピードしか出ない。
 ここでもあと少しのところでまた我慢できずに10歩歩いてしまう。手を大きく振って気持ちは速足ウォーキング。後ろの人には抜かれなかったから、出来ていたと思いたい。
 上りきったら、また下り。フトモモの下部に疲れを感じるが、一気に下る。

★20km~ゴール 18.30

 20km地点で時計を見たら、1時間48分ぐらい。あと1キロ5分で行けば、2時間10分を切れる。これは予想以上にいいタイムが出そうだ。
 ガゼン元気になって来て、前方を見ると、50mくらい先にいつものライバルYさんの後姿が!
 何とか追いつこうとして頑張る。少し上り坂で近づいたような気がしても、下りになるとまた離れる。その繰り返しで、Yさんとの距離は縮まらず、遠のいても行かずそのままで、ゴールが見えてきた。
 ゴール手前で、沿道のすでにゴールしたランナーから「ゴール手前で写真撮ってるよ、いい顔して!」との声が。今さら顔は変えようがないけど、できるだけ元気そうに苦しさは出さずに、ラストスパート。
 グラウンドに入って懸命に走ってゴール。

◎ゴール後

 ゴールすると、完走Tシャツと、タオルをくれる。
 冷たく冷えた麦茶がおいしい。
 これも冷たく冷えたトマトがすごくおいしい。
 ソーメンはおネギとショウガだけしか入ってないけど、おいしいったら。
 トマトとソーメンはお代わりして、2個と2杯もいただいてしまった。

 完走証をもらいに行く。
 タイムは2時間6分52秒。年代別6位に入賞だ!
 Yさんとは30秒ほどの差だった。やはりあまり縮まっていなかったようだ。

 ゴールしてすぐ、荷物を持ってお風呂「おじろん」へ。ゆっくりしていると混んでくるので、例年すぐ行くことにしている。
 会場からお風呂行きのシャトルバスがあるのだが、たまたまバス乗り場にバスの姿が見えなかったので、荷物を担いで、ダウンがてら歩くことにした。
 おじろんの脱衣場には、多分女子総合優勝のNさんや、そのお仲間のやはりすごく速いSさんより先着。ここではいつも上位入賞なんである。まだ空いている湯船でゆっくり汗を流した。
 
 おじろんからの帰りも、バスの姿が見えず、やむなく歩く。荷物は重いけど、途中の石垣にユキノシタがたくさん咲いているのに出会った。会場に着くまでに、また少し汗をかいてしまった。

 会場では表彰式の最中。
 私らの年代は後ろのほうなので、ゆっくり構えていたら、Yさんの名前が呼ばれている。あら、遅刻してしまったか。表彰式は慣れていないもんで。慌てて壇上に上がらせてもらい、表彰状と、「但馬牛とキノコのカレー」5箱をいただいた。
 今年は15回記念大会で、各部3位までの賞品が、ほんまもんの「但馬牛」お肉だった。
 3位の方のタイムとはかなり開きがあるけれど、お肉は一度はもらってみたいものだ。

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 今大会は昨年までのタイムを大幅に縮められ、しかも入賞までさせていただいて、満足の行く結果であった。
 今年は春から例年になくよく練習している、特にトレイルもどきが効いたかなと思う。昨年までが悪すぎたとも言えるのだが。
 また、今年は天候がさほど暑くもなく、よいコンディションだったことも大きかったようだ。
 惜しむらくは、上りで合計20歩も歩いてしまったこと。速足ウォーキングで抜かれずにすんだので、それなりに乗り切れた気もするけれど。
 この坂の歩きが、来るおろち退治にいい影響をもたらすことを願う。
 
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 会場で出会った、ゴールしたすぐの仮装ランナー。コースは折り返しがなく、他のランナーの姿はタイムの近い人しか出会わないので、こんな愉快なランナーにも会えずに帰るところだった。
 サザエさんは、買い物かごを下げて走ったそうで、沿道の方からフキやらお土産をたくさんいただいて、かごの中身はスタート時よりずいぶん重くなったそうだ。
 ちなみに、このサザエさんと波平さんはご夫婦でも親子でもない、赤の他人だそうだ。

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 参加賞は、Tシャツ(綿素材だが厚手)と15回記念のタオル。
 写真には写っていないが、完走証はA4の立派な紙で、もちろんタイム、順位、名前入り。

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 レース中はカメラは携帯していなかったので、会場の写真の提供は、香美町のメル友「田舎のおばちゃん」のご好意によりました。

 ありがとうございました。

 田舎のおばちゃんは、毎年、ボランティアで大会運営でお世話になっています。今年も救護のブースでご活躍されました。

 ゴール後の太平サブローさんとの写真を最後に。身体半分写っておられるのが「田舎のおばちゃん」です。


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